俺の三国志 羅憲伝 〜義将不屈〜 2017年12月
羅憲伝
俺の三国志も第五作。念願の羅憲を霍弋との関係を軸に描く。演義ではまさかの割愛武将で霍弋はカクカなどと誤読扱いなので以前から同情していた二人、やっとこの活躍をドラマ化実現できた。この二人の魅力は何といっても国が滅び、劉センという主君も死んでいるのに極度の劣勢状態からまさかの籠城戦を闘い抜いた武勲である。凄いけどマイナー、凄いけど演義ではカット、その様な人物に三国志好きも極まると愛を感じるのである。他エピソードよりもページ数が多くなってしまったが、元は50ページはあったものをこれでも短縮している。籠城戦の「敵が迫る緊迫感」を出すにはこれくらいのページ数は必要であった。羅憲は呉に訪問した逸話もあり、この辺りは全体のテンポの理由からカットせざるを得なかったのは残念。質問の多いヨガに関しては当初設定にはなかったが、羅憲が何故かヨガを取り入れ出した、キャラが勝手に動いた功罪である。作者も解らないが名前がインドっぽいから実際その可能性もあった?
★ストーリー解説★同盟国 呉との国境に左遷させられた羅憲、緊張感の失われた戦線において一人その信念の基に、もしもの為に単独防衛の準備をする。羅憲は幾つもの叱咤激励をしながら平和ボケの兵達を奮闘させる事に成功。しかし敵もさるもので、呉は名将陸抗の本体を羅憲にぶつけて来た!果たしてこの籠城戦は成功するのか?30P
収録単行本
【俺の三国志 一】
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